車の査定員には何を聞かれる?不具合箇所は申告しなくてもいい理由と交渉のコツ。

自動車

初めて車の査定依頼をする方は査定員とのやりとりやどんな話をしてどんな質問をされるのか分からなくて不安なこともあると思います。先日5社の査定を受けた上で車を売却しましたので宜しければその経験談をご参考にしてみてください。

特に今まではディーラーに下取りに出していた方は、ディーラーと車買取り業者とのやりとりは全く違いますので予備知識があるか無いかで査定金額に差が出ることは間違いありません

私は今まで車の一括査定サイトは利用したことがなかったのですが新車購入時にディーラーのあまりに低すぎる下取り額に不信感を持ち、意を決して初めて一括査定サイトを利用したのでした。

車一括査定サイトは2つのサイトを利用したのですが私の場合、モータというサイトで紹介された買取り業者さんに納得の金額で売却しました。

車の一括査定サービスを利用したのはこの歳にして初めての経験でしたが合計5社の買取り業者や査定員さんとやりとりを行って大変でしたがとても勉強になりました。

若い頃は車を売る時に近所の中古車屋さんに査定してもらって「値が付かない」と言われてそれを鵜呑みにして無料で引き取ってもらったことも今となってはうまくやられたなと思いますね。

車査定は1社ではなく必ず複数社で

1社じゃ駄目ですね。車の買取りなんてどこ行っても相場があるんだからあんまり変わらないでしょと思っている人は本当に損します。

確かに査定金額に相場はありますがあくまで相場です。

たまたまあなたの売却しようと考えている車を探しているお客さんを抱えている中古車屋さんも存在していたらどうでしょう。

中古車屋さんは仕入れ額と転売額の差額で儲ける訳ですから既に転売先の案件があれば買取り相場以上の金額で仕入れることはよくあることです。

それに10人10色という言葉があるように、人それぞれ考え方や価値観が異なりますのであなたの車に高い価値を付ける業者もいれば低い価値を付ける業者も存在します。

そういった意味でも多少の手間はかかりますが、査定は1社だけではなく複数社に依頼することがいいでしょう。

そんなこんなで車売却の件で激動の1ヶ月を過ごした私がこれから車の売却を考えている方の為に予備知識として記事を作成することにしました。

ご参考にしていただけると幸いです。

近場の中古車屋より一括見積りサイト

近場の中古車屋さんを複数廻ってもいいかもしれませんが手間や時間がかかって疲れるし、その割には査定額が低いものです。

正直、労力に対して割に合いません。

一括見積りサイトなら近場のみならず他県の業者も一斉に査定をしてくれるので楽です。

更にモータのような査定額の入札システムを利用しているサイトでは複数社の査定金額を知れる上で、中でも高額査定金額を付けてくれた2社だけを紹介してくれるので何社も査定業者の対応に追われるっていうこともありません。

それにまずはウェブ上の査定になるので自分では行けない他県の業者から思わぬ高額査定を出してくれる時だってありますよ。

意外と知られていないのが都道府県による査定額の違いです。

自分の住んでいる県では最大でも50万円だった査定額が一括査定サイトで紹介された業者の査定額が70万円だったなんてこともあります

新車購入時も都道府県を越すとディーラーでさえ値引き額が10万、20万違うことだってありますよね。

可能性を広げる為にも一括査定のサービスはとても魅力的なサービスといえるでしょう。

車の不具合や調子悪いところは申告すべきか

「車の不具合や調子悪いところはありますか?」

私は車一括査定サイトを通じて5社の査定員とやりとりしましたがこの質問は必ずありました。

何年も乗っていれば調子悪いと感じたり不具合かな?と思う事は誰だってあるものです。

例えばスライドドアの反応が悪い、エンジンの音がおかしい、パワーウィンドーの開閉が遅い、変な音がする・・・など思い当たる節は誰にでもあるはず。

しかしそんな事をわざわざ査定員に馬鹿正直に話す必要はありません

先ほど言ったような症状は毎日その車に乗っていないと分からないしこのような症状は不具合でも何でもありません。

逆に細かくあれもこれも伝えてしまうと査定員も「この車大丈夫かな・・」と不安になり査定金額を低めに提示するしかない状況になります。

車の不具合を見つけるのは査定員の仕事

不具合があるかどうか、あったとしても買い取っても問題無いレベルかどうか等を判断する為に査定員がいるのです。

それに私たち素人が不具合だと思っている事も自動車のプロから見ると大した問題ではないことが多いものです。

査定員は「査定のプロ」という事を忘れてはなりません。

ちなみに私の場合「特に調子悪いと感じた事はないですね」と自信をもって伝えました。

まあ私の場合、電気系統とエンジン関係に不具合を感じていましたがあえて何も言いませんでした。

査定員が気付かなければ査定員の責任だし、もしバレてもマイナス査定になるだけですからね。

そう思っていた程度ですし案の定何も不具合に関しては指摘されないまま査定が終わりました。

結果、5社とも電気系統とエンジンの不具合については何も言ってこなかったので査定員が気付けなかったのか若しくは大した事はない不具合だったのかいずれかだったようです。

買取り希望金額の最低ラインを言うべきか

「最低でもこの金額以上で売りたいというのはありますか?」

この質問も必ずありました。

希望の買取り金額に関しては高ければ高いほどいいのでしょうが、ここで具体的な金額を言ってしまうと査定員の思うツボでしょう。

私も営業職をやっていましたが相手の落としどころ(この場合は希望金額)が分かると自分のペースに持っていきやすくなるんですよね。

最初から最後まで無口な人や反応が悪い人だとお客さんが何を考えているのか分からず、営業側としてはかなりやりずらいものです。

しかし相手の考えている落としどころ、いわばゴールが分かるとそこに向かって話を進めて行ったり逆にゴールが遠いなと思えばゴールを近づけるようお客さんを洗脳(悪い言い方ですが)すればいいだけ。

だからもし査定員に最低希望金額を聞かれても具体的な金額を言わないことです。

買取り業者の営業手法

例えば買取り相場の金額が100万円、査定員が100万以下で買い取りたいと考えている案件で私が150万円と希望金額を伝えたとしましょう。

査定員はすぐさま「この車でそれは無理ですね」とはっきりと言います。

これにより私は「150万円は的ハズレの金額だったかな・・」と思い多少の自信を失います。

その直後に査定員は続けて「この車でこの年式、走行距離や状態からして70~80万円が相場でしょう」と実際の相場より2~3割低めの金額を相場と伝えます。

査定員がはっきりと言う事で仮に私が相場が100万円位と分かっていたとしても「やっぱり実際の買取り相場はそのくらいなのかな」と更に弱気になります。

この時点で私と査定員の立場は逆転し、査定員のペースで交渉が始まるのです。

査定員はこの後色々と話をする事により人間関係を構築します。

そしてある程度会話が弾んだ後に「どうでしょう、この後何社か査定されるでしょうけれどもこれも〇〇さんとの何かのご縁ですし、決めていただけるなら今会社に電話して90万円で頑張ってみましょうか?」と提案されます。

続けて査定員は「私も売却する事が確定していないと会社に強気で交渉出来ないので」と金額交渉の条件が「確実に売却する」という事を約束させます。

え?さっき相場が70~80万って言っていたのに90万円で会社に相談してくれるの?ラッキー!と思って「じゃあお願いします」となってしまうでしょう。

このようにして査定員は100万円まで出す気があったのに10万円も安く仕入れる事に成功します。

この手法は営業職をやっている方なら誰しもが使う「鉄板手法」であり典型的な営業パターンですが知らない方は知らないんですよね。

私は途中で気付いて顔色一つ変えませんでしたが、これから査定をお願いする方はこういう手法もあるんだという事は頭の片隅に入れておくといいでしょう。

事故を起こしたことはあるか?

この質問には本当の事を話しましょう。

事故車であるにもかかわらず事故車ではないと偽って売却すると契約後にもかかわらず契約解除の正当な理由にもなるし、それが原因で買取り業者に損害が被ったら損害賠償請求される事もあります。

しかしここで言う事故車とは事故といっても何も単独で擦ったり、他の車とぶつかっただけでは事故車にはあたりません。

車をぶつけた(相手の有無かかわらず)事により車の骨格部分であるフレームが損傷したり曲がってしまった場合に初めて事故車と言われます。

これは当然、フレームを修繕・交換して今は問題無いとしても「事故車」扱いとなります。

仮に事故車にもかかわらずその事を隠したとしてもたいがいの査定員にはバレますし、バレなかったとしてもその後の契約解除や損害賠償のリスクを考えたら嘘はつかないほうが賢明です。

賢明というか、人としてそうあるべきです。

車買取り業者にとって一番やっちゃいけないこと。それが「事故車と知らないで事故車を買い取ること」です。

故に事故車であるかどうかの確認や調べ方なんかは徹底して教育されているでしょう。

車をぶつけた事はあるか?

これもさらりと聞かれますね。

これに関して正直に答えていいところです。

私の経験上、車をぶつけた事があるかないかなんて査定員にとって大した確認事項ではないように感じました。

ボディーの板金修理って一般人が依頼する場合、場所や状態によりますが3万円~10万円くらいですけど買取り業者は業者価格で直せますからね。

ぶつけた事があるけど板金修理済みの箇所も査定員が見れば修復歴はすぐに分かるものです。

これに関して最終的に車を売却した買取り業者さんに聞いたのでお教えします。

既に修理してあるところは問題ないようですが、板金修理が必要な箇所がある場合、その箇所×マイナス査定となあるようです。

とはいっても査定前に何万円もかけて板金修理したところで査定額が10万、20万アップするという事はないようなんです。

結論として傷・へこみ・擦り傷が無いのに越した事はありませんが、多少の外傷は査定に大きく響く事はないそうです。

総じて

私の車売却の経験を元に色々と書きましたが、今回の記事を要約すると以下のようになります。

・車の売却にあたり査定を依頼する場合、1社ではなく複数社に依頼する。

・査定依頼は自分で店舗に行くより一括見積り査定サイトを利用すると可能性が広がる。

・査定員には事故車かどうか以外、不具合や調子悪いと思うことがあっても馬鹿正直に話す必要はない。

以上のことを踏まえて査定に挑んでみてはいかがでしょうか。

お読みいただきまして、ありがとうございました。

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