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ジーンズのカップリングは裾上げが肝。プレミアミシン【ユニオンスペシャル43200G】でチェーンステッチをやってみた結果はこんな感じです。

ジーンズ/スニーカー/腕時計

ジーンズの裾上げの仕上げにはシングルステッチとチェーンステッチがあります。本記事では実際にユニオンスペシャル43200Gで仕上げてもらったジーンズの写真もご紹介しながら裾上げについて語りたいと思います。

そもそもジーンズについて裾上げをする派としない派に分かれると思います。

個人的には基本的に裾上げは必ずやる派なのですが『裾上げをする』ことにもメリットとデメリットがあります。

ジーンズを裾上げすることのメリット

ジーンズを裾上げするメリットはやはり見た目です。

長すぎるとかかと部分を引きずって汚くなったり生地が傷んでしまったりしまいます。

私はこれが嫌というかみっともないと思っているのでジーンズを折り返して履かない場合は全て裾上げすることにしています。

自分の足の長さに合わせて裾上げすることにより見た目がスッキリとするし生地そのものの傷みも発生しずらくなると考えています。

また、裾が長いと膝下がダボつくので変な折りジワやそのシワに沿った色落ちもしてしまいますのでその対策としても裾上げは必要かと思います。

裾の長さが自分に合っているとノンストレスで気持ちよく履くことが出来ます。

ジーンズを裾上げすることのデメリット

出来れば私は裾上げしたくないんです。先程書いたことと矛盾していますが私は「出来ることならジーンズの裾上げをしたくありません」。

ではなぜ裾上げをするのか?足が長くないからです笑

足が長い人は裾上げしなくても結構ちょうどいい長さになるんですよね。あれ羨ましいです。

濃紺デニムの場合

本題ですがジーンズを裾上げすることのデメリット。それはシルエットが崩れてしまうことです。

シルエットが崩れてしまうと言っても若干ですよ。本当に若干なのでほとんどの方が気にならないでしょうけれども私の場合は少し気にしてしまいます。

過去に完璧に自分のスタイルに似合っているジーンズを買った時、裾がかなり長かったので裾上げを頼んだのですが裾上げ後のシルエットが何とも微妙になってしまった苦い経験があるのです。

この現象(裾上げ後にシルエットが崩れる)が起きるのはストレートタイプではなく、テーパード系デニムによく起きました

テーパードシルエットは膝下から裾にかけて細くなるシルエットなので短くすると全体的なシルエットが微妙に崩れてしまうのです。

特に製造国がアメリカ、イタリアなど海外製のジーンズは基本的に足が長い人が履くことを想定してデニムを造っているので尚更です。裾を詰めることなんて多分想定していないでしょうからね。

これが裾上げすることの最大のデメリットです。

この対策として私が気を付けていることは、海外製のあまりにも長めのレングスのデニムは買わない裾上げはせいぜい5㎝前後までにしてそれでも長い時は折り返して履く・この2点です。

ジーンズの裾上げで失敗し、高いデニムを何本もお蔵入りさせてしまってきた私が裾上げで失敗しない為に気を付けるべき点はシンプルにこの2点だったのです。

ダメージ/色落ち加工済みデニムの場合

最初から色落ち加工してあるデニムは上述のデメリットに加えて更にもう一つのデメリットが加わります。

それは元々加工してあった裾のアタリが無くなってしまうことです。

でも履いていれば裾も傷んでくるわけだし色落ちして見た目も馴染んでくるでしょって思うかもしれませんが私の経験上、馴染んできません

色落ちはしてきますが明らかに浮いています。何年履こうが裾上げした部分はやはり浮いています。

この対策は無いことはないのですがお金がかかります。

例えば裾のアタリ出し加工をしてもらうとか、最初からある裾部分を再度縫い合わせてもらうとかそういった裾上げサービスはたくさんあります。

なのでジーンズの元値やお気に入り度で判断するしかありません。安いデニムなら裾上げにそんなにお金をかける必要はないと思います。

シングルステッチとチェーンステッチの特徴

次に裾上げをする時のステッチの仕上げ方法ですがこれは絶対にチェーンステッチがおすすめ。

チェーンステッチは「二重環縫い」とも呼ばれ、2本の糸が交互に交わるように走り裏面の縫い目がチェーンのように見える事から「チェーンステッチ」と呼ばれるようになりました。

一方シングルステッチは何の面白味もない単なる縫い目でしかありません。

見た目の格好良さ、縫い目の丈夫さ、色落ちの仕方、アタリの出方、全てにおいてチェーンステッチに軍配が上がるというか、スングルステッチじゃ比較対象にもなりません。

また、チェーンステッチは若干引っ張られるような縫い方をしているので、濃淡のついた色落ち・アタリが斜めに入ります。

この裾に出来る斜めのアタリがジーンズに対する愛着でもあり所有感を満たすものでもあるのです。

これはシングルステッチには無い、チェーンステッチ仕上げならではの特徴なのです。

チェーンステッチでの裾上げはどこに頼む?

ジーンズの裾上げをするなら迷わずチェーンステッチにすることのメリットは分かっていただけたかと思います。

あとはチェーンステッチでの裾上げをどのお店に頼むかです。

ジーンズを購入したお店がチェーンステッチ仕上げに対応していればそのままお願いすることがベストです。

もしチェーンステッチ仕上げに対応していなければ近くの洋服直し専門店などにチェーンステッチでの裾上げを行っているかどうか確認して持込みするしかありません。

しかし同じチェーンステッチでもお店によって仕上りが丁寧/雑・綺麗/汚いなどがどうしてもあります。これは私も何度か経験しました。

あとは糸の色が変だったりとか・・・。おばちゃんだったので何も文句は言いませんでしたがとにかく持込みでの裾上げはお店によって仕上りの質にバラつきがあります。

ジーンズの裾上げに慣れているお店の探し方

私の場合、裾上げをお願いするお店を探すときにはお店のホームページを確認します。

ジーンズの裾上げをやっているか・チェーンステッチは対応しているかの確認はホームページのメニューで分かるはずです。

あとはジーンズのリペアや裾上げについて事例の写真を掲載してあるお店なんかは慣れているので安心して頼めるし仕上りも綺麗です。

だから「チェーンステッチもやります」という情報だけでなく、過去の事例写真も掲載してあるようなお店が見つけられるとベストですよね。

どうしても近所で見つからない場合は送料はかかりますが郵送対応してくれるお店をネットで探してみましょう。

郵送対応のお店を探すならユニオンスペシャル43200Gを持っているお店を

近所でチェーンステッチ対応のお店が見つからなかった場合、郵送対応可能なお店を探してみることをおすすめしましたが送料がかかります。

これは仕方のないことですが、どうせ送料がかかるならユニオンスペシャル43200Gというミシンを持っているお店で依頼した方がいいと思います。

ユニオンスペシャル43200Gとは今から50年以上も前にアメリカで使われていたヴィンテージミシンのことです。

このミシンは独特なねじれが発生してしまうことで当時は不評だったらしいのですが、今では逆にこの独特なねじれ感やこのミシンでしか出ない味のあるアタリが人気を呼んでいます。

しかし市場価格は50万円~100万円と、プレミアな価値が出ているミシンなのでこのミシンを持つお店は限られているのです。

チェーンステッチミシン裾上げユニオンスペシャル 43200G 綿糸を使用したアタリの出やすいヴィンテージ仕上げ (3.5cm以上カット)


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ユニオンスペシャル43200Gで裾上げしてもらった実際の写真

では最後にユニオンスぺシャル43200Gで裾上げしてもらった私のジーンズを掲載しておきますので宜しければご参考にしてみてください。

裾上げの納品直後なのにもう『アタリ』が出ています。

この独特なねじれ感、最高に格好いいです。

ユニオンスペシャル43200Gで裾上げ(チェーンステッチ)

縫い目もしっかりとしていて仕上りはとても満足です。

ユニオンスペシャル43200Gで裾上げ(チェーンステッチ)

もうカップリングの基本も出来ているので期待が持てます。

ユニオンスペシャル43200Gで裾上げ(チェーンステッチ)

お読みいただきまして、ありがとうございました。

チェーンステッチミシン裾上げユニオンスペシャル 43200G 綿糸を使用したアタリの出やすいヴィンテージ仕上げ (3.5cm以上カット)


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