大人の男性が好むちょうどいい細さとシルエットの絶妙なバランスにクオリティーの高いディティールを兼ね備えた私の大ファンのジーンズ、メイド&クラフテッドを購入したのでちょこっと紹介していまいます。
結論から話しますが、このジーンズは日本人体型でも格好良く履きこなせるメンズジーンズです。
この記事にたどり着いたという事は少なからずメイド&クラフテッドのジーンズが気になっているという事だと思われます。
まずメイド&クラフテッドとは?というところから簡単に説明させていただきます。
メイド&クラフテッドはリーバイスの上級ブランド
メイドアンドクラフテッドの正式名称は、LEVI’S MADE & CRAFTED(リーバイス メイドアンドクラフテッド)。
よく略してLMCとも呼ばれています。
ジーンズメーカーで有名なリーバイスが出しているシリーズのうちの一つなのですが、価格帯も質もワンランク上のプレミアムラインと言えるでしょう。
メイド&クラフテッドのコンセプト
リーバイス公式サイトでは【リーバイスの歴史を踏まえたデザインに、現代の革新的な高品質素材と縫製技術を取り入れたモダンラインが「リーバイス メイド アンド クラフテッド】と表現されています。
歴史あるリーバイスメーカーが織り成す伝統的なデザインを引き継ぎ、且つモダンなテイストやデザインも取り入れたリーバイスの自信作なのです。
LMCとLVCの違い
リーバイスには「LVC」というシリーズもあります。
ん?メイド&クラフテッドを略して「LMC」じゃなかったの?って思ったと思いますが「LVC」はまた別物なのです。
LVCは、リーバイス ヴィンテージ クロージング(Levi’s Vintage Clothing)の略で昔のジーンズの復刻版を販売しています。
よく、●●年製リーバイス501XX復刻版とか、売っていますが、これは●●年に販売していた501XXのリーバイスジーンズを忠実に再現して作られているという事で、本当のヴィンテージ物のジーンズとは違います。
とはいっても価格帯は2万~3万はしますからモノ自体は作りもいいし好んで愛用する男性ファンは多くいます。
復刻版の中でも、米国製やバレンシア製、日本製など色々と製造国がありますが作られた国によってもディティールやシルエットに若干の違いがあって好きな人は製造国にもこだわるほどです。
ちなみに私は1966年の501XXのLMC(復刻版)を1本所有していますが現在、ウエストがきつくなり出番が無い状態です・・・。
今履けていませんがこんなやつです。通称「66復刻モデル」
この66復刻モデル、「生デニム」といって洗濯するとかなり縮むので購入する際は2インチ~3インチ大きめのサイズを買うといいですよ。
LVCの話は余談です。LMCのジーンズの事を書いていきたいと思います。
メンズデニム選びの肝はシルエット
私はジーンズ選びで肝心なのはシルエットだと思っています。
なのでジーンズを選ぶ時の優先順位は1にシルエット、2にクオリティーやディティール、3に色落ちといったところです。
いくら高いジーンズを履いたって自分に似合ってなければ意味が無いし格好良くない。
若い頃は腰履きやオーバーサイジング気味でダボダボしたものを履いても許されましたがいい年齢になってまでそんな履き方は恥ずかしくて出来ません。
大人なら自分に似合うジーンズを履かなければならないと個人的にはそう思っています。
スリムでも太ももやお尻がムチムチするのは嫌だ
私達、大人の男性がジーンズ選びで失敗しがちなのがスリムジーンズです。
下手にスリムジーンズを履くと後から見るとお尻がムッチリしてて恥ずかしい感じになっていますから。
スリムジーンズなんだからお尻ムチムチは仕方ない!って諦めて履いているのかどうか分かりませんが私はあんなキュッとなったお尻を晒すのは絶対に嫌です(笑)
無難なのはリーバイス511
程よいスリムな感じでまとまりが良く作られているのがリーバイス511です。
|
リーバイス511については私もお気に入りで愛用しているのですが人によっては唯一欠点になりがな事が一つあります。
それはズボンを上に上げてしっかりと腰上で履こうとするとお尻がキュッてなってしまう事です。
実はこれ、511が悪いのではなく、履く人に問題があるのです。
511は股下が浅め、故に若干腰履きで履くように作られているので、上に上げるとどうしてもお尻がキュッてなってしまうのです。
なので腰履きが苦手な方は511は履かない方がいいかもしれません。
すなわち腰上でしっかり履いて尚且つ511のようなちょうど良いスリムなシルエットを求めているならメイド&クラフテッドのニードルナローがおすすめなのです。
これがメイド&クラフテッドのニードルナロー
価格はそれなりですが価格相応の満足感を手に入れられます。
特にジーンズ選びが苦手な方、自分に似合うジーンズが無い方や履くだけでシルエットが格好いいジーンズを探しているなら尚更おすすめですね。
それではディティールを紹介したいと思います。
リーバイスは赤タグが基本ですがメイド&クラフテッドは青タグです。これが珍しくて何ともお洒落なポイント。
現行モデルのパッチとは違うデザインですがナチュラルカラーな革パッチ。このパッチは柔らかくて何とも手触りがいい。
セルビッジは赤耳ならぬ青耳です。
メイドアンドクラフテッドはヒップ部分に、リーバイスの代名詞でもあるアーキュエイトステッチがありませんが、実は内側にアーキュエットステッチが加工されており、履いていくうちに、そのステッチラインが外側に浮き出てくる粋な演出加工がされています。
このように一見「 あれ?アーキュエイトステッチが無いぞ」って思われがちですがひっくり返すと・・・
ほら、裏地にアーキュエイトステッチが縫い込まれているんです。
この裏地に縫い込まれたアーキュエイトステッチが履いていくうちに表に「アーキュエイトステッチの色落ち」が出現してくるなんとも粋な仕掛けなんです。
次はフロントにあるボタン。いかがでしょうか、見慣れたいつものリーバイスのボタンとは一味違うLMCシリーズのオリジナルデザインのボタンです。
プレートのようなフォルムで中央が少し凹んでいます。
バックポケットの裏地はこんなデザインです。
裾は元々チェーンステッチですが、私はユニオンスペシャル43200Gを持っているお店で独特なねじれ感のある裾に仕上げてもらいました。
LMCのモデルの種類は複数ある
このNEEDLE NARROWというシリーズは、メイドアンドクラフテッドの複数あるモデルのうちの一つです。
私が初めてLMを買った時はNEEDLE NARROW(スキニーフィット)、TACK SLIM(スリムフィット)、SHUTTLE STANDARD(スリムテーパード)、REIL STRAIGHT(ストレートフィット)と4種類ありました。
しかしLMCは次々に新しくモデルチェンジしてきてるので今現在のモデル名と種類はまた異なります。
いずれにしても501や511のように、LMCシリーズも基本的なシルエットやディティールに大きな変化は無いので例え型落ちモデルになったとしても気にしなくても全く問題無いです。
私はニードルナローとタックスリムをメインに履いていますがこの2種類はシルエットはほぼ変わらないです。変わるのはストレッチ性があるかどうかくらいです。
LMCはどこで購入するのがおすすめ?
そんなLMCですが、リーバイスの公式サイトで購入するのが一番おすすめですね。
その理由は最新モデルが確認出来るので新しいモデルを買いたい場合はいち早く購入できることがまず一つ。
次におすすめする理由として型落ちモデルが割安で購入出来ます。公式サイトでは最新モデルがリリースされると型落ちモデルはセール価格になっています。
型落ちと言ってもほぼ何も変わらないですから何が何でも最新モデルがいい!ってこだわりがないなら型落ちをセール価格で購入するのがベストな買い方ですね。
しかし公式サイトでなぜかLMCの商品ページに辿りつきずらいです。商品選択でLMCの項目が無いのです・・・。
探し方としては 【LEVI'S 公式通販】内の検索窓で
” MADE&CRAFTED ”とコピペでもして検索すると出てきますのでお試しください。
総じて
メイド&クラフテッドのジーンズはディティール・シルエットともに非常に高い満足感を与えてくれるジーンズです。
普段からジーンズを履いてもシックリこないな~なんて感じている方には一度試してもらいたいジーンズですね。
ジーンズが似合わない人なんて本当は居ないと思います。
「似合わない」のではなく、自分に合うジーンズに「出会えていない」だけなのです。
まだジーンズ探しの旅の途中の方、メイド&クラフテッド駅で一度下車してみてはいかがでしょうか。
お読みいただきまして、ありがとうございました。