さかのぼること2019年に購入した『LEVI’S MADE & CRAFTED』(略してLMC)のTACK SLIM(タックスリム)というモデルのジーンズの経過報告をしたいと思います。
まだ経年変化(エイジング)というほどの大きな変化は見られないものの、多少は変化が見受けられるので一応記事にしてみました。
今は『LEVI’S MADE & CRAFTED』(メイド&クラフテッド)でTACK SLIM(タックスリム)というモデルは既に廃盤となってしまっていますが、メイド&クラフテッドのジーンズの評価や経年変化についてご興味のある方の参考にはなると思います。
LEVI’S MADE & CRAFTEDのTACK SLIMについて
冒頭でも申し上げましたが、本記事でご紹介するメイド&クラフテッドのタックスリムというモデルは2019年に購入したものです。
購入当時に作成した紹介記事は下記よりご確認いただけます。
さてメイド&クラフテッドのタックスリムを購入してから1年以上経過しました。
汚れたり傷付いたりするのを警戒してしまったあまり、あまりこのジーンズを履いていません。
せっかく購入したのにあまり履いていないなんて勿体ないですよね。
最近、食生活に油断するとすぐにお腹が出るようになったのでこのジーンズもいくらも履かないうちにサイズアウトしてしまうかもしれないという不安も出てきましたので、そろそろ汚れや傷を気にせずバシバシ履いていこうかなと思っているところです。
ということで早速履きました。どうでしょうか?まだまだ状態は良好です。
シルエットや履き心地など『質がいい』から飽きない
タックスリムというモデルに限らず、メイド&クラフテッドのジーンズのクオリティーは群を抜いています。
まずパンツにおける最も重要な要素である『シルエット』はどのモデルもとてもバランスが良いです。
ちなみにこちらのタックスリムはテーパードの形を基本として太すぎず・細すぎず・日本人体型に相性の良い絶妙なシルエットだと感じています。
リーバイスの501や511が好きな方はこのようなメイド&クラフテッドのテーパードタイプのジーンズを気に入っていただけるはずです。
次に『履き心地』に関しては、コットン(綿)100%かポリウレタン配合のストレッチタイプなのかで履き心地はかなり変わります。
ちなみに本記事でご紹介しているタックスリムはコットン(綿)100%なので履いた感じは固いです。
かつてジーンズといえば素材はコットン(綿)100%が王道でしたがストレッチタイプのジーンズが主流になったこの時代ではコットン(綿)100%はゴワゴワして履きにくいと不満を持つ方も居るでしょう。
実のところ、私も細めのシルエットの場合は綿100%のジーンズはきつくてもう履きたくないです。
しかしタックスリムのようにテーパードタイプのシルエットであれば、腰回りや太もも部分に余裕があるので綿100%素材でもきつくないですね。
また綿100%素材のジーンズは履へば履くほど自分の体にフィットしてくるというか、体に合ってきます。
そして履きこめばジーンズの素材は伸びてきますが、洗濯すればまたキュッと縮まります。
この感覚は『生きたデニム』を履いている感じがしていいんです。
それに綿100%のジーンズならではの色落ち(エイジング)を堪能することも出来ますので『ジーンズで遊ぶ』といった点では素材綿100%のジーンズもおすすめですよ。
一年以上経過したメイド&クラフテッドの状態
ではでは、メイド&クラフテッドのタックスリム。
まだあまり履き込んでいまでんが、1年以上も経過するとある程度のエイジングを魅せてくれるんですね。
ご参考までに写真を掲載しておきます。
フロント部分のエイジングがこんな感じです
しゃがんだした時に出来るシワですね、ほんのりと履きジワが出てきました。
ちなみにジャストサイズで履いています。
汗かいたり汚れたりすれば洗濯していましたが、自宅内のみで履いただけの日は洗濯はしていません。
天日干しは結構やっていました。
インシームも多少の色落ちが見受けられ始めました
いいですね、分かりますか?濃淡差のある色落ちってテンション上がりますよね。
股部分、インシームというのでしょうか、よく擦れるので当然、色落ちの目立ちも他の部分に比べても早いですね。
ジーンズの色落ちを楽しむ人って太ももや膝裏の部分よりもこのインシームやアウトシームと呼ばれる縫い目部分のラインの色落ちに注目するんです。
裾部分もそうですけどこのような縫い目部分って色落ちの個性が出るので観察していると面白いんです。
で、やはり濃いブルーと淡いブルーの差があればあるほど美しく見えるんですよね。
膝裏もシワが出てきました
この膝裏のシワが出来た事によってこれから『ハチノス』と呼ばれる独特な色落ちを期待出来ます。
今の若い方には馴染みのない言葉かもしれませんが昔はジーンズではよく膝裏の色落ちで『ハチノス』とか太もも部分の色落ちで『ヒゲ』といったこだわりの色落ちがありました。
今はさすがに気にしてないですが、こうやって飾ると色落ちを意識しちゃう自分もいます。
まあ、これも濃いジーンズの色落ちの楽しみです。
ちなみにこの膝裏のシワが戻らなくなってから少し裾丈が短くなったような気がします。
チェーンステッチで仕上げた裾は今、こんな状態
綿100%素材のジーンズなので裾上げの仕上げはもちろん『チェーンステッチ仕様』にしたんです。
チェーンステッチとは裏側の縫い目が鎖のように見えることから命名された裾上げ時の縫製方法の一つです。
シングルステッチで裾上げした方が安いのですが、チェーンステッチで裾上げした方が味わい深いアタリ(色落ち)を楽しむことが出来るのです。
しかも私の場合は更にこだわり、ユニオンスペシャル43200Gというビンテージミシンで裾上げしてもらったのです。
※ユニオンスペシャル43200Gとはなんぞや?とご興味のある方は下記記事をご覧ください。
ユニオンスペシャル43200Gで裾上げすると独特な捻じれも生まれて非常にいい感じのアタリ(色落ち)を楽しめるんです。
しかしまだこのタックスリムは残念ながらまだ裾のアタリは出ていません。今後の行方に期待したいところです。
隠れアーキュエイトステッチがほんのりと出現
リーバイスのジーンズはバックポケット部分にアーキュエイトステッチがあるのはご存じかと思います。
しかしメイド&クラフテッドもリーバイスなのにバックポケット部分にアーキュエイトステッチがありません。
これはメイド&クラフテッドの遊び心で、バックポケットにはある仕掛けがされてるからなのです。
メイド&クラフテッドのジーンズの場合は、隠れアーキュエイトステッチとも言われていますがバックポケットの外側ではなく内側にアーキュエイトステッチが縫い込まれているのです。
だから新品の状態の時はバックポケット部分に無かったアーキュエイトステッチも履いていくうちに内側のアーキュエイトステッチの部分が擦れて浮き出てくるような仕掛けになっているのです。
まだ私のタックスリムはアーキュエイトステッチがはっきりと分かるレベルではありませんが、よく見ればほんのりとアーキュエイトステッチが浮き出てき始めているのが分かります。
それにしてもメイド&クラフテッドの演出ってお洒落ですよね。
最後に全体はこんな感じです
もうちょっと格好良く魅せる写真の撮り方があるのですが、ササッと撮影したのでこんな感じです。
でもどうでしょうか、ちょっといいジーンズの雰囲気は伝わっているのではないでしょうか?
実際、いいジーンズです。メイド&クラフテッドのジーンズですからね。
ついでにバックショットも撮影したものも掲載しておきます。
こうやって写真で改めて見ると、所々に見受けられる伸びやシワが全てオリジナルで、自分の体に少しずつフィットしてきたんだなって思います。
ジーンズって何かこう、他の洋服には無い愛着というか育ててる感ありますよね。
だって色落ち一つにしても他の洋服でいう単なる劣化が、ジーンズでは『アタリ』と評価されてしまうんですから不思議です。
メイド&クラフテッド タックスリム。今のところの総評は?
今のところ満点です。
不満点をあえて探すなら綿100%素材のジャストサイズなのでご飯を食べた後はお腹がきついです。
でもそれはジーンズの問題ではなく自分の問題ですからね。結果的に不満無しです。
リーバイスのメイド&クラフテッドってメジャーなようでマイナーでしたが最近やっと注目され始めてきたように感じます。
それは本ブログでメイド&クラフテッドに関する記事のPV数が最近増加傾向にあるからです。
個人的にはやっとメイド&クラフテッドが注目というか評価されるようになってきたので本当に嬉しく思います。
メイド&クラフテッドはどこに売っている?
このジーンズ、どこで買うのがベストバイなのか、それはやはりリーバイス公式のオンラインショップです。
たまにセールをやっていて通常よりもお得に買えるチャンスが結構あります。
しかしオンラインショップではメイド&クラフテッドのジーンズを探しずらいんですよね。
でも心配しないでください、探し方のコツは、【LEVI’S 公式通販】内の検索画面で
” MADE&CRAFTED ”とコピペして商品検索窓で検索するとスムーズに商品検索出来ます。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。