先日愛用しているハイエンドカメラ、ソニーの初代RX100がついに動かなくなりました。ショックです。デザイン、画質、携帯性の3拍子揃った超お気に入りのカメラだったので今後どうしようかかなり迷いました。
私のRX100が動かなくなった具体的な症状は『レンズが出たままの状態で動かなくなった』ことです。
↓こんな状態です。
RX100が動かなくなったきっかけ
このような状態になった原因というか、きっかけは身に覚えがあります。
写真を撮影しようと電源をONにした後、「SDカード入れてたかな?」と思い、底面の電池カバーの蓋を開けた時のことです。
手が滑ってバッテリーを抑えているツメを外してしまい、その結果、意図せず電源が入った状態で且つレンズが出たままの状態でバッテリーを外してしまったのです。
その後、レンズが出たままの状態でバッテリーを外されたRX100にバッテリーを再度セットして電源をONにしましたがうんともすんともいわなくなってしまったのがきっかけです。
バッテリーを入れ替えてみた
さっきまで普通に動いていたのにバッテリーを急に外しただけで故障なんてする訳がないと思いました。
もしかしてバッテリーを落下してしまった衝撃でバッテリー自体が故障したのかと思い、予備バッテリーに入れ替えてみることに。
しかし残念なことにバッテリーを入れ替えても症状は変わりなく、電源も入らない状態です。
電源を長押し・連打してみた結果
家電製品って調子悪くなった時の為にリセットボタンって結構ありますよね?
RX100にもリセットボタンみたいなボタンがないか探してみましたが、RX100にリセットボタンらしきものはありませんでした。
そこで次に試したのは電源ボタンの長押しです。
電源ボタンを何秒か長押しすればリセットまでいかなくても「何か起こるかもしれない」という淡い期待を胸に試してみましたが電源ボタンを長押ししても何も変化なしです。
ここまでくれば思いつくことは何でもやってみます。
電源ボタンの連打をしても変化なし・・・
電源ボタンが駄目ならムービーボタンはどうだ!と思い、ムービーボタンの長押し・連打を試しましたが一切反応なしでした。
RX100のカメラ本体自体、通電している状態なのか
電源が入らないという事は電気が通っていない状態だということですよね。
そう思い、強制的にRX100の本体に電気を通す為に充電することにしました。
RX100は充電中にはオレンジ色のランプが点灯するはずですが、充電してみた結果、オレンジ色のランプは点灯せず。
ということはカメラ本体も通電されない状態になっているということが考えられます。
バッテリーを外してしばらく放電してみた
カメラではなくパソコンの話になりますが、パソコンが原因不明で調子悪くなった時に電源を切った後、コンセントを抜いてしばらく置いて放電させると何もなかったかのように調子よくなることがあります。
RX100も放電してみようと思い、バッテリーを外して半日以上放置しました。
その後、半日以上放置したバッテリーをRX100にセットして電源ボタンを押しましたが反応なしです。
もうお手上げです。
故障です。RX100本体のカメラを落とした訳でもないのに故障なんて納得がいきません。
納得がいかない・・・けどどうしようもありませんね。
もう何年も愛用しているので保証期間なんてものは過ぎているし、納得がいかなくてもRX100をお金を掛けて修理するか、新しいカメラに買い替えるか検討することになりました。
ソニーの修理料金の目安
とりあえず修理料金の目安を確認する為にソニーの公式サイトを見てみました。
ちなみに私の場合、メーカーによる保証期間も購入店舗による保証期間も過ぎているので修理費用は実費となることは決定です。
さて、どのくらい修理にかかるのか修理費用の見積りの依頼をするページを探していたら、どうやらRX100は定額修理の対象機種だということが分かりました。
定額修理とは部品代、技術料を含んだ一律の料金のことです。
RX100を含めた定額修理の対応機種別、『修理料金の目安』によるとRX100は16,500円(税込)の定額料金で修理をしてもらえそうです。
あくまで目安料金なのでこれ以上かかる場合もあるらしいのです。
逆にこの目安料金より安くなる場合はないでそうなので、RX100の定額修理料金は最低でも16,500円(税込)ということになります。
16,500円のほか、更に修理料金が掛かりそうな場合は事後報告ではなく事前に連絡があり、どうするかは判断出来るそうです。
ちなみにソニーの修理目安料金を確認するページは下記より確認出来ます。
デジカメの修理費用に15,000円出せるか
私の所有する初代RX100は製造時期によって日本製か中国製に分かれています。
それはカメラ底面に貼ってあるシールを見れば「 MADE IN JAPAN 」か「 MADE IN CHINA 」と記載があるので確認出来るのです。
ちなみに私のRX100は日本製です。
初代RX100においてMADE IN JAPAN(日本製)の型は初期製造のものらしいです。
MADE IN CHINA(中国製)の型はその後に製造されたものなので、すなわち私が所有するMADE IN JAPAN(日本製)のRX100は古い型ということになるのです。
初代RX100が発売されたのは2012年6月ですから、製造されてからもう10年以上経過しているカメラということになります。
いくらハイエンドカメラとはいえ、製造から10年以上経過しているカメラの修理に16,500円出すかどうかはかなり迷うところです。
RX100と同等スペックのカメラは16,500円で買えない
今回故障してしまったRX100ですが、故障したのはたしかにショックです。
ショックですが、これを機にカメラを買い替える理由が出来たのも事実です。
RX100には「薄情なやつだな」と怒られてしまうかもしれませんが、モノの買い替え時期って、使っていたモノが故障した時ですよね。
とりあえず高望みをせずに、あくまで私の所有する初代RX100と同じくらいのスペックのカメラを探してみました。
一応、スペックの条件としては、
・イメージセンサーが1.0型かそれ以上の大きさであること。
・レンズの明るさはF値1.8以上であること。
・レンズはツァイス「バリオ・ゾナーT*」に負けず劣らずのレンズを搭載していること。
はい、この3つの条件のもと16,500円前後で探しましたが当然、この条件をクリヤー出来るデジカメは16,500円では買えません。
まあ初代RX100の代わりになるのはRX100シリーズか、キャノンのG7XやG9Xシリーズくらいですかね・・・。
とうぜんこのようなハイエンドカメラは高級コンデジという位置づけですし中古で探しても16,500円どころか30,000円出しても買えないでしょう。
この時点で今の私のお財布事情では、RX100を定額修理に出す以外に選択肢がないことが決定しました。
淡い期待を込めて修理に出す
私と同じようにRX100が調子悪くなってソニーの定額修理に出した方の感想をググっていると外装が新品になって戻ってきた!なんて記事をちらほら見かけます。
私はRX100を購入当初からかなり大切に扱っていたせいか、傷という傷がほとんどありませんがさすがに擦り傷程度のものは多々あります。
きちんと直してもらえばそれで足りるのですが何か関係ないところが綺麗になって戻ってきたら嬉しいな~と淡い期待を込めて修理に出すことにしました。
RX100をこれからメーカーに出しますが修理から戻ってきたら新しく報告するか本記事に追記させていただきます。
お読みいただきまして、ありがとうございました。